2021

NCVIEW/NCVIEW Neo/NCVIEW MC3 2021 リリースノート

新バージョン NCVIEW/NCVIEW Neo/NCVIEW MC3 2021 を リリースいたしました。

搭載機能についてはリリースノートをご参照ください。

新機能概要

フェイスミル工具(丸駒チップ)の切削シミュレーションができるようになりました

切削形状を忠実に再現しており、今までチェックが難しかった工具底部の干渉をシミュレーションで事前に確認することができます。
工具ごとにランピング最大角度を設定して、加工時の動作角度が設定範囲内かを確認することもできます。
工具や加工物の破損を未然に防ぎ、安全に加工できます。

 

■ フェイスミル工具登録画面   工具はわかりやすい設定画面から登録できます

■ ランピング加工の動作チェック

  • 工具底(チップより内側部分)の干渉を検出します。
  • 動作方向が設定したランピング角度を越えていないかチェックします。
  • ヘリカル加工でも同じように工具底(チップより内側部分)の干渉を検出します。

*フェイスミル工具の干渉チェック/ランピング角度チェックはNCVIEW Neo / NCVIEW MC3の機能です。

 

 

 

切削シミュレーションの処理速度を向上させました

NCVIEW2020と比較して 50%-90% の切削シミュレーション時間を削減できます。

■ 3軸金型加工A                

総加工時間:122時間
シミュレーション時間
    NCVIEW2020:630分
 NCVIEW2021:127分(80%減)         
素材寸法:1350 x 900 x 280
NCデータ:1300万行

■ 3軸金型加工B

シミュレーション時間
 NCVIEW2020:260秒
 NCVIEW2021:107秒(60%減
素材寸法:2000 x 1000 x 850
NCデータ:45万行

■ 同時5軸加工

シミュレーション時間
  NCVIEW2020:103秒
  NCVIEW2021:19秒(80%減
素材寸法:100φ x 200
NCデータ:5000行

■ 5軸割り出し加工

総加工時間:60分
シミュレーション時間
  NCVIEW2020:176秒
  NCVIEW2021:18秒(90%減
素材寸法:20φ x 200
NCデータ:3000行

*シミュレーション処理速度向上はNCVIEW Neo/ MC3 の対応です。

 

OSP関連の機能を拡張しました

  • OSPのプログラム呼び出し変数化機能に対応しました

TOSNUC関連の機能を拡張しました

  • TOSNUCサブプロ引数にもシンボルを指定できるように拡張しました

固定サイクル関連の機能を拡張しました

  • G83などのサイクル指令で”Q0.”のときサイクル動作を行わないようにしました

バッチ関連の機能を拡張しました

  • 第2,第3,第4復帰値設定のバッチコマンドを追加しました。

より使いやすくなるように機能拡張しました

  • NCVIEW起動時のアニメーションON/OFFを設定できるようにしました。

主な改善・修正内容

  • モーダルグループ30の処理を修正しました。
  • プログラム番号が変数のときのマクロ展開出力の処理を修正しました。 (20200207)
  • ユニバーサルヘッドでABC以外のアドレスでBC軸指令されたときの処理を修正しました。
  • 付加軸のEXOFSの処理を修正しました。
  • バッチレポート出力の処理を修正しました。
  • 固定アタッチメント(FIX_STL)のVM表示を調整しました。(202001002)
  • ファイル名でのサブプロ呼び出しの処理を修正しました。(202001006)
  • DXF出力での早送り軌跡表示線を調整しました。(201912010)
  • 傾斜回転軸の工具先端点制御で座標系がテーブルとともに回転しないタイプの処理を修正しました。
  • 工具テンプレート画面の処理を修正しました。
  • 工具軌跡DXF出力での不正曲線出力を修正しました。
  • モデル比較結果の座標値表示を調整しました。
  • 工具軌跡DXF出力での不正な数値出力処理を修正しました。(202004003)
  • OSP座標変換(G137)のアラームメッセージ表示を調整しました。
  • OSP座標変換ニーモニックCOPY動作の処理を修正しました。 (202004004)
  • OSPスキップで接触しない場合の接触座標値を調整しました。
  • 傾斜面加工に対応するMULTIAXIS処理を修正しました。
  • 円弧形状での複合形固定サイクル許容量処理を修正しました。
  • ノーズR補正の処理を修正しました。
  • TOSNUC PX100 フィクスチャーオフセットのC軸処理を修正しました。
  • 横型スラントのビュー表示を調整しました。
  • SIEMENS 不等価演算子の処理を修正しました。
  • 複合形固定サイクル終点が始点より下方のケースの処理を修正しました。
  • 旋削工具の取り付け方向の反転時処理を修正しました。(202003001)
  • 軌跡フィルター中のピック処理を調整しました。
  • タップ穴加工のエラーチェック処理を調整しました。 (202009001)
  • 穴加工レポート出力表示を調整しました。 (202008002)
  • CALLBYGMでのMコード処理を修正しました。 (201612005)
  • 工具先端点制御(ワーク座標系の回転軸指定時)の処理を修正しました。 (202011003)
  • OSPシステム変数(ワーク座標系値)の処理を修正しました。
  • G53非指令軸動作の処理を修正しました。(202010001)
  • OSPサイクル動作キャンセル(G180)でのステータス表示を調整しました。 (202004002)
  • ワーク治具設定ダイアログのワーク座標系プレビュー表示を調整しました。
  • バッチ起動時のプロジェクト読込処理を修正しました。 (202011007)
  • 工具先端点制御IJK指令での回転軸初期値の処理を修正しました
  • アタッチメント旋回中の干渉検出処理を修正しました。(202009007)
  • 旋削工具のG43補正でのB軸補正処理を修正しました(202101002)
  • 許容量以上離れているときのVM干渉処理を修正しました
  • 工具補正ONOFFのバッチコマンド CUT_COMPをヘルプに追記しました(202009006)
  • マシンコマンドヘルプの記載を調整しました(202009004)
  • Z軸近傍での旋削処理を修正しました

対応済みサポート受付番号一覧

201612005、201912004、201912010、202001002、202002007、202003001、202003005、202003006、202004002、202004003、202004004、202006004、202004004、202008002、202009001、202009004、202009006、202009007、202010001、202011007、202101002

動作環境

OS< NCVIEW / NCVIEW Neo 32ビット版 >
Windows 10 / Windows 10 64bit
Windows 8.1 / Windows 8.1 64bit
※64bit OSにインストールした場合でも32bitで動作します。< NCVIEW Neo 64ビット版 / NCVIEW MC3 >
Windows 10 64bit
Windows 8.1 64bit
メモリ16GB 以上 (64ビット)
2GB 以上 (32ビット)
CPUIntel Core i7
グラフィックNVIDIA社製 推奨
モニタ解像度1920 x 1080
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